舞乙-HiMEの話をします。2006年のサンライズ作品です。
萌えアニメにあらずな燃えアニメ。
小娘トモエちゃんのサイドストーリーが大変すばらしいのだ。
成績優秀トモエは学園の“お姉さま”シズルに憧れのような、
お姉さまには媚びへつらい、可愛がられる同級生は軒並み制裁。
やがて戦争が起こり、シズルは投獄される。
二人は「密室で赤ちゃんごっこ」(筆者には説明不能)
トモエさんいくら利発だとしても所詮14才なので。
投獄中の暇つぶしの道具として利用されているわけです。よ。
シズルさんって、別にトモエを愛しているわけではない。
相当悪いやつなんじゃないか?えげつないやつなんじゃないか?
教育者でもなんでもないのだが、そうでなくても悪い、
ともかく、聡明で早熟そうだが実はものすごく精神的に幼い子が「
そしたら相手がケダモノだったわけで・・・。うーん。
一方でシリーズ前作において「自分を愛さないなら相手を殺す」
だからこそ互いにまるで、利用しあうような共犯関係として、
金井克子の歌みたいだよな・・・。
そんなじりじりとした感情(みたいなもん)
にしてもわれわれの生きている世界に何の関係もないフィクション
ミステリにおいて「“現実的な”トリックの可不可」
シズルさんのような人物は“現実的”
そういう思索こそ作品なるもののの一役割だと思うが、
ちなみに最終回で死んだと思われていたトモエちゃんは次シリーズ
大統領候補に取り入ったり「チンケな悪役」
舞乙-HiME公式HP
http://www.my-zhime.net/tv/
(2012.4.11 配信)